ZZトップ『Antenna』

ANTENNA

ANTENNA

ZZトップといえばヒゲにグラサンのオヤジどもといった印象が強いが、じつはかなりクレバーな連中だと思う。とくにビリー・ギボンズ(vo/g)。
テキサス出身のビリー・ギボンズはサイケ・バンド上がりでジミ・ヘンドリックスから多大な影響を受けたブルージーなロック・ギタリストだけど流行にも敏感。テクノロジーの導入に貪欲なのは『Eliminator』『Afterburner』の大ヒットにも現れているが、近年は下手なストーナー・バンドがたまげるほどヘヴィなギター・サウンドを聴かせてくれる。
最近のインタビュー見たらビリーはカイアスやQOTSASUNN O)))、あとデペッシュ・モードやフリップ&イーノも好きなんだって! わかるわー。MTV時代のロートルかと思いきや、ちゃんと時代にあわせてアップデートしてるんですね。ちょっとありえないほどセンスが若い。
「Stages」がヒットしたとき(1985年)、『夜のヒットスタジオ』に中継で出演したZZトップ。完全口パク&あからさまにやる気のないアクション。衝撃だった。『夜ヒット』の外タレ枠でHR/HMのバンドが出演したときは、そりゃもううれしかった。ラットとかY&Tとか録画して何度も見てたけど、ZZトップはすぐ消した(笑)。


One Life to Live

One Life to Live

フィリス・ディロン、当時の〈トレジャー・アイル〉の作品のなかでも異色なんだよね。外向きというかクロスオーヴァー志向で、洗練度が高い。カーペンターズ「Close to You」のカヴァーがすごくいい。


■雑記
※宮島にて。

80年代の「ファンシー」が昨今の「萌え」にシフトしたと見るのが大筋としては妥当なんだろうな。その深層が気になる。


榎本俊二が描く「ブス」には、なんとも形容しがたい断絶と絶望とユーモアが漂っている。漫☆画太郎のそれとも発想は近いが、着地点はかなり異なる。


東京電力の最近の動向がカルトすぎる。死人を指して平然と「生きてます」と言い放ったライフスペースなんかにも通じる不気味さがあるよな。


※しまじろうの歌をもじって「やる気〜 元気〜 井脇〜♪」と歌ってたら妻に睨まれた。


※『電人ザボーガー』第5話。シブい巨大石仏の前で戦う大門。ロケ地どこだ? いま調べたら横須賀・鷹取山弥勒菩薩像らしい。聖地巡礼してみたいなー。
あーあ、仏像ブッ壊しちゃったよ、ザボーガー……。


※なぜ業界人は"teaser"を「ティザー」っていうんだろうね。"tease"するんだから「ティーザー」じゃないの?

ティーザー」もう一発。