『悪魔と天使を呼んだ男 20世紀最大の魔術師クロウリー伝説』

葬式ネクタイのディンプルがどうのとかいう糞マナーがクソなのは「迷信」だから。
迷信は差別や陰謀論を呼ぶ。

 

その口で言うのもなんだが、NHK-BSでアレイスター・クロウリーの番組があったので見た。

迷信は嫌いだがオカルトには興味がある。迷信とオカルトがどう違うのかと問われるとうまく説明できないんだけど。

ジミー・ペイジクロウリーの信奉者で屋敷を買い取ったとか、オジー・オズボーンの「Mr. Crawley」とか、おもにHR/HMを通じておぼろげな知識はあったけど、実際はよく知らなかったのよね。

「しかしまた、なんでいまクロウリー?」とか思いながら見た。

f:id:stonedlove:20210917100728j:plain

「悪魔と天使を呼んだ男 20世紀最大の魔術師クロウリー伝説」

魔術師アレイスター・クロウリーの驚きの生涯

ダークサイドミステリー

9月16日(木)[BSプレミアム][BS4K]後9:00

魔術とは何か?不可能を可能にする人類の夢?今から100年前に実在した魔術師アレイスター・クロウリーの生涯を通して、疑問に答えます。悪魔召喚!われは“666の獣”!

9月16日(木) [BSプレミアム] 後9:00
【ナビゲーター】栗山千明,【ゲスト】植松靖夫,江口之隆,【語り】中田譲治,【司会】青井実
内容

魔術復活!悪魔を召喚し戦う!守護天使からメッセージ!驚きの伝説を数多く残す魔術師アレイスター・クロウリーとは何者なのか?奇跡の真相は?人類史に常に存在した魔術とはそもそも何なのか?かつて世界的ミュージシャンたちに影響を与えた、生き方の預言とは?日本訪問で鎌倉の大仏に感動して取った、驚きの行動とは?魔術活動に世間からは批判の嵐!魔術は現実に勝てるのか?謎と神秘の男クロウリーの生涯とともに追跡する!

『ダークサイドミステリー』というシリーズの最終回だったのね。

放送リストを見ると、

……なにこれめっちゃおもしろそう! 最初から全部見たいわ~。

 

それはともかく、昨夜のクロウリーの回はじつにおもしろかった。

いまでいうところの「親ガチャ」勝者で全能感の塊みたいなリア充アンチャンだったクロウリーがいかに魔術への道へと足を踏み入れていったか、科学とはまた別の「知の体系」としての魔術のありよう、サークル内の秘密だった魔術の「オープンソース化」ともいえる膨大な著書とその実践、悲劇的……のように言われてるけど実際はそうでもなかったんじゃないの? という晩年の暮らし、などなど。

 

ちょっと出口王仁三郎を思わせるものがあるな、と思ったらこんなCDがあった。

さすが八幡書店

www.hachiman.com

アレイスター・クロウリーといえばグレアム・ボンド。
ボンドのなかではブルーズやジャズとアレイスター・クロウリーや魔術(Magick)が直結していたんだろうな。

open.spotify.com

ヴードゥー、モージョウ……

あとN・K・ジェミシン『第五の季節』を思い出した。
「地球と通じる能力」の概念はかなりクロウリーの魔術っぽい。

いやまあ、ジェミシンの世界は「魔術」そのものといえるか。

www.tsogen.co.jp