とりあえず「語義ロンダリング」と呼んでみる

ニセモノがホンモノになりすましてデカいツラをしやがる。
小泉純一郎が「改革」とか言い出したあたりからおかしいと思ってたんだ。

 

・改革
エコロジー
表現の自由
ヘイトスピーチ
SDGs
陰謀論

 

本来の語義をねじまげて、さも「昔からそうでしたよ」みたいな顔をしてうそぶく。

歴史修正主義バックラッシュの一環につらなるこのネトウヨしぐさをなんと呼べばいいか、以前から考えていた。

「詐称」「乗っ取り」「換骨奪胎」「簒奪」「フリーライド」「我田引水」「悪貨が良貨を駆逐する」
……いろいろ考えたけど、どれもちょっとニュアンスが違うんだよなあ。


とりあえず「語義ロンダリングと呼んでみる。
語呂があんまりよくないし、いささか隔靴掻痒の感があるので、もっと適切な呼称があればぜひ教えてください。

 

語義ロンダリングの例:陰謀論

www.tokyo-sports.co.jpおまえが陰謀論だっつーの。

↓これも陰謀論ロンダリング

www.sponichi.co.jp犯人の傾向が見えてくるね。

 

例:「ガラスの天井」

語義ロンダリングの常習犯。

 

SDGsは本格的にマズいことになっている。

 

8/6追記:

統一教会は「カウンター」ではなく「反動」ですよね。詭弁。

ただの反動を「カウンター」と呼びたがる心理には、「カウンター」の語にある「正義はわれにあり」のニュアンスを無効化したい、奪いたいという邪念が透けて見える。

これも一種の語義ロンダリング。ピープルズ・エルボーをブチかましてやりたい。