映画『未来惑星ザルドス』

まさに青天の霹靂。

1974年の映画『未来惑星ザルドス』(主演:ショーン・コネリー、監督:ジョン・ブアマン)が、この2022年に国内で劇場公開されるらしい。まじッスか!?

www.youtube.com高度な文明が発達し、バイオコンピューター「クリスタル」による不老不死の肉体を手に入れた「エターナル」と呼ばれる文明人。だがクリスタルに支配され生存本能が衰え怠惰な生活を送るエターナルたちの楽園を脅かす野蛮人「ゼッド」が、空飛ぶ石像「ザルドス」に乗って現れる。

過剰な生命力をもつゼッドは、その力につき動かされるようにエターナルの楽園に破壊と混乱をもたらす。

混乱のなかでゼッドはクリスタルの秘密を発見し、エターナルの、そして世界の未来を変えていく……

珍妙な意匠が取りざたされることが多いが、他に類を見ないSF映画の傑作だと思う。

 

『ザルドス』を観ると、中上健次『浄徳寺ツアー』の一節を思い出す。

確かに病気だと思った。体が普通以上に健康であることは、病気といっしょだ。なにかをしでかしたくてしょうがなくなる。おさまりがつかなくなる。

 

異能生存体キリコ・キュービィーとコンピューター・ゴッド「ワイズマン」の物語も。