デリック・メイ、カール・クレイグ、ホアン・アトキンスらのアートワークを手がけ、
現在はアンダーグラウンド・レジスタンスの一員として活動している
イラストレーター/デザイナー、アブドゥール・ハック(Abdul Qadim Haqq)。
彼のサイトhttp://www.thirdearthvisualarts.com/は、
モデル500『Classics』やカール・クレイグ『Intergalactic Beats』をはじめ、
デトロイト・テクノ好きならおなじみの、
神話とSFとコミックが融合するあの世界が一望できるので、ぜひごらんいただきたい。
彼が2004年に展覧会で来日したとき、
『remix』編集長・野田努の紹介で話をする機会があった。
話してみると、どうも大の日本のまんが・アニメ好きらしく、
『るろうに剣心』が好きだとか言われてぶったまげた。
あと『マクロス』を「sweet」と形容したのが可笑しくて印象に残っている。デカルチャー!
子供の頃は『マッハGoGoGo』を見て育ったんだとか。
デトロイトで見るとまた違うんだろうなあ。
その次に彼が来日したとき、私はマックスファクトリーの
「1/16 マシーネンクリーガー スネークアイ(ブルーン・ゴーシュ大尉機)」をプレゼントした。
日本通のハックもKow Yokoyamaの名前は知らなかったらしいが、
80年代に『S.F.3.D.』であの丸っこいパワードスーツをデザインした横山宏とのシンクロ率は非常に高いと私は思う。
あと、なんといってもこのスネークアイのパイロットは黒人だし。
「あなたにふさわしいからぜひ差し上げたい!」と言って渡したらとっても喜んでくれた。
国際文化交流にちょっとは貢献できたかしらん。