自分がヒップ・ホップを聴きはじめた頃のレコードを買い直して聴いている。
久々に聴いてモーレツに興奮したのがサン・オブ・バザークのアルバム。
『Bazerk Bazerk Bazerk』
プロデュースは当時ノリにノッてるボム・スクァッド(ショックリー兄弟)、
ギターにパーラメント/ファンカデリックのマイケル・ハンプトン!
ジェームズ・ブラウン『Please Plaease Plaease』を模したジャケどおり、
レトロ・ファンク趣味全開の娯楽大作。熱くて濃い。
あとこれも買い直した。アフロヅラのラップ・グループ、その名も「ジ・アフロス」。
『Kickin' Afrolistics』
こっちは故ジャム・マスター・ジェイ(ランDMC)のプロデュース。
レトロなジャズやソウルネタがたっぷりつまったパーティ・ミュージック。
アフロスのリリースは90年、サン・オブ・バザークは91年。
まだナカグロ入りの「ヒップ・ホップ」という表記が音楽誌の誌面に見受けられた頃だ。
いまはワンワードで「ヒップホップ」と書くのが主流になったが、
個人的にはナカグロ入りの「ヒップ・ホップ」のほうが好き。
異文化が入ってきたときのゴリッとした違和感や異物感がある気がする。
ナカグロが取れると外来語ではなく日本語に内面化されたカタカナ語になる。
「コカ・コーラ」→「コカコーラ」みたいに。