ドラマ『最後の戦犯』

昨夜、NHKスペシャル・特集ドラマ『最後の戦犯』を見た。
http://www.nhk.or.jp/nagoya/senpan/
大友良英のJAMJAM日記』で、大友さんが音楽を担当していると知り、
これはぜひ見なきゃと思ってたんだが、
http://d.hatena.ne.jp/otomojamjam/20081203


人を殺した業を背負って生きる人間の苦しみをじっくり描き、
安易に何かを断罪するのではなく、見ている側にも問いかけ訴えかけてくる、
大友さんの音楽うんぬんを抜きにしても、見ごたえのある、
心にずしりと重いものが残る、いいドラマでした。


じつは私も昔、TVの深夜番組の音楽を担当した経験があり、
大友さんとレベルは全然違うけど、劇伴づくりの苦労はちょっとだけわかる。
大友さんは、ノイズやフィードバック、電子音に加え、オーケストラ編成のジャズをもちいて、
劇中の緊張や不安、焦燥感やひとときのやすらぎを見事に表現していた。
しかし、まさか、NHKの戦争ドラマでカヒミ・カリィの歌声を聴くとは思わなかった!
大友さん、素晴らしい仕事でした。ありがとうございました。