大野安之×大塚英志『超鉄大帝テスラ』

南満州鉄道の特急「あじあ号」が巨大ロボに変形する偽史SFまんが『超鉄大帝テスラ』を読んだ。


巨大ロボット「大帝(ヴェルキー)」に乗り込む主人公は双子の美少女、そして敵は関東軍……。マジかよ!?
なんの気なしにレッド・ゼッペリンの1st『Led Zeppelin』を聴きながら読んでいたら、劇中に「飛行船ツェッペリン号」が登場。
かのツェッペリン号を操るは「北一輝」を名乗る美丈夫。ほかにも「出口王仁三郎」「甘粕正彦」なる人物も活躍する。


一騎当千』やら『戦国無双』やらが可愛らしく見えるほどの大胆不敵な歴史改変ぶり。しかも完全なる確信犯(辞書的な意味でも)。
あまりにも荒唐無稽な展開の連続に口あんぐり。だが、すさまじく面白かった。


ところで、『オーバーマン キングゲイナー』の「エクソダス」って、あれ満州開拓移民だよな。


しかし、なぜこうも満州のことが気になるのだろうか、俺は。
自分でも理由がよくわからない。