プログレッシヴなラーメン屋、世田谷『橙屋』

ひさしぶりに世田谷区千歳台のラーメン屋さん『橙屋』に行ってきました。
店主は音楽通で、カウンターの下には『レコード・コレクターズ』のバックナンバーがぎっしり入っているようなお店。
この日は朝からエグベルト・ジスモンチのことが気になっていろいろ聴いたり調べたりしてたんですが、たまたま手元にあった『レコード・コレクターズ』の表紙には「エグベルト・ジスモンチ」の文字が。おおなんたる偶然！
食い入るように特集記事を読んでいると、店内にはなんかなんか聴いたことのあるディストーションの効いたベースがブイブイ響いている。ロバート・ワイアットの声が聴こえてきたので店主に「ソフト・マシーンですか？」とたずねたら「マッチング・モウルです」との答え。
あーそうだ！　これですね。

そっくりモグラ

ラーメンは魚介だしのさっぱりしたスープにコシのある麺、丼からはみだしそうなでっかいチャーシューが特徴で、たいへんおいしい。マッチング・モウル聴きながらラーメンってのもなかなか乙なもんだが、興味ない人には拷問のような気もする。
あとここのつけ麺は、ラーメンのオーソドックスな味からは想像もできないような、花椒（ホワジャオ）が猛烈に効いた激辛なので要注意。うまいけど。