東宝とショウ・ブラザーズの合作による映画『白夫人の妖恋』(1956年)をCSで鑑賞。
製作・田中友幸、特技監督・円谷英二という『ゴジラ』タッグによる特撮伝奇映画で、モチーフは中国民話『白蛇伝』、主演は山口淑子という気になる要素がてんこ盛りの内容に、興味深々で視聴。
物語は第一級の悲劇であり、かつ見どころたっぷりの特撮映画であった。大満足!
ヒロイン・山口淑子の妖艶さもさることながら、召使役の八千草薫の美少女っぷりがハンパなかったッス。
■ヒルビリー・バップスにハマり中
最近ヒルビリー・バップスに激ハマり中なのです。「真夜中をつっぱしれ」を毎日狂ったようにリピートして聴いている。
ヒルビリー・バップス - 真夜中をつっぱしれ
永瀬正敏 - フォー・ザ・ボーイズ
これ、ヒルビリー・バップスのカヴァーなんだ! 永瀬正敏と宮城宗典はもともと友人だったのか。映画『ミステリー・トレイン』で、永瀬はロカビリー好きの青年役だったけど、あれ半分は演技じゃなかったのね。
■雑記
※かれこれ15年以上前、はじめてイギリスに行ったとき衝撃を受けたこと。
ヒースローからロンドンへ向かう地下鉄のなかで、太った黒人のおばさんが紙袋からピスタチオを取り出して食べ、その殻をピッと指で弾いて床に飛ばしていた。
ごく自然に、何度も無表情でその動作を繰り返すさまに、「ああ、俺は違う文化圏にやって来たんだな」と実感したのだった。
※中国ではふつう餃子にニンニクは入れない。ただ生ニンニクと一緒に食べる習慣はあるようで、以前行った北京の餃子店には、テーブルの上に皮つきのニンニクがたっぷり入ったケースが置いてあり、それをみんなガリガリかじりながら餃子をつまんでいた。隣のテーブルには水商売風の女性と脂ぎったオヤジが着席しており、ねっとりした視線をチャンネーに送りながら生ニンニクをむしゃむしゃ食い続けるオヤジの姿が強烈に印象に残っている。たぶん二鍋頭(アルコール度数のキッツい白酒)も飲んでたと思う。
※『伝説巨神イデオン』のフォルモッサ・シェリル&リン姉妹の元ネタって、「シェリル・リン」だよね。
※10年前には、まさか自分がブラック・メタルと河内音頭を愛聴するようになるとは思ってもみなかった。
新しい音楽ジャンルにハマるプロセスが好きだ。自分の脳の未知の部分が開発されていくような感覚がたまらない。
※内澤旬子『世界屠畜紀行』に感銘を受け、品川「お肉の情報館」を見学。屠畜解体作業の流れや実物大の牛・豚の枝肉・内蔵などの模型が展示してあり、じつに興味深い。
「食肉の歴史と人権」コーナーには、食肉市場に届いた差別的な悪意のある手紙やはがきが展示されていた。