機甲界ガリアン

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BS12で80年代のサンライズのいわゆるリアルロボットアニメをたて続けに放送している。

機甲界ガリアン』(1984-85年)の総集編『PART-I 大地の章』『PART-II 天空の章を観た。(番外編『PART-III 鉄の紋章』は来週放送予定)

ひとまず本編を最後まで見られてよかった。

子供の頃に飛ばし飛ばし見てたけど、なんかノリきれず途中で見なくなったのよね。

俺14歳。アニメやプラモから徐々にロックに興味が移っていった頃で、とりあえずガリアンとウィンガルのプラモは買った記憶がある。

いま観直して、当時ノリきれなかった理由がなんとなくわかった。

まず主人公のジョジョ(12歳)が幼すぎる。背伸びしたがりの中学生にとってあまり憧れたいキャラクターではなかった。

そしてジョジョが行動する動機が「さらわれたカーチャンに会いたい」というもので、これも思春期の子供にとってはどうも照れくさいというか気恥ずかしいというか、感情移入しづらかった。

オッサンになって観ると、悪役のマーダルがかっこいいな! 禿頭・長身・ヒゲの外観、マキャベリのごとき悪の哲学。こっちのほうが主役だといってもいいぐらいキャラが立ちまくっている。

宇宙に進出して人工の理想郷を建設した人類。しかし高度文明が発達した人工都市で、人々は気力を失いうつろな日々を送っていた。マーダルは戦争によって人々に恐怖を呼び起こし、闘争本能を目覚めさせようと目論む。

これ、『ザブングル』のイノセントとシビリアンの関係にも似てるよね。中世ファンタジーの香りただよう世界設計は『ダンバイン』にも通じるものがある。

そんなあの時代の空気をひさしぶりに思い出した。