TM NETWORKをしのぶ

『remix』編集部にいた頃は内緒にしてたけど、
俺はTM NETWORKが大好きだあああああ!!
H Jungle with tが巷で売れてたときも、
「あんなのはクズだ! ジャングルを食い物にしやがって」という周囲の怒りの声に、
「あ、ああ、そうだよね」とうなずきながらも、断罪しきれない自分がいた。
まあ実際、あれはひどい曲だったが。


『CHILDHOOD’S END』(85年)〜『humansystem』(87年)までのアルバムは、
音楽的な魅力に満ちあふれていて、本当によく聴いた。毎日狂ったように聴いてた。
去年の武道館ライヴも行ったぞ。


そんなわけで、昨夜は妻と一緒にTM NETWORKをしのぶ会を開催した。
85年に発売された初のビデオ『VISION FESTIVAL』を観る。
定価、9600円!
若いぞ3人とも。ショルダーキーボードを弾く小室哲哉、かっこいいぞ。
低予算だがビンボーくさく見えないようにいろいろ工夫してる。しかし……。
「Dragon the Festival」の曲中に出てくる素人の女の子たちが強烈。
YouTubeで発見した。これこれ。これの4:24〜あたり

電気グルーヴ少年ヤング」のリアル版だ。
なんつーか、美化されてないリアル80年代だ。
この曲で俺は生まれて初めて「12インチシングル」なるものを買った。
のちに12インチのレビューを山のように書く仕事をするなんて思いもよらなかったぞ。


そうそう、最初にTMを知ったのって音楽雑誌じゃなくて『LOGiN』だった。
その後NHK-FMでやってた平山雄一の番組で初めて彼らの音を聴いたんだ。


そんなこんなでワイン1本空いた。
続けてDVD『Gift for Fanks Video Since 1985-1988』を見る。
当時から思っていたのだが、宇都宮隆という人は果たして「かっこいい」のか?
冷静に見るとビミョーだが、時折ハッとさせられる美しい動きや表情があり、
その振幅こそが彼の魅力なのだと再認識したりした。

Self Control」のPV。2分過ぎあたりから、もどかしげに、
我慢できなくなったように踊りだす宇都宮のダンスがたまらない。


もう一度言う、
俺はTM NETWORKが大好きだあああああ!!
シーケンサーの使い方や分数コードのしくみ、
ダンスの踊り方、「愛するときめき」、
全部、「電気じかけの予言者たち」が教えてくれた。


もんのすごい逆風が吹いてるけど、俺は応援するぞ!!