LIGHT BRINGER『Midnight Circus』

Midnight Circus(ミッドナイト・サーカス)

Midnight Circus(ミッドナイト・サーカス)

ライト・ブリンガー『Midnight Circus』がすばらしすぎて感動にうち震えている。いわゆる「嬢メタル」バンドだが、メロスピを下敷きにビジュアル系とヅカとアニソンを足して割ったようなきわめてドメスティックな世界観を過剰な演奏力とアレンジで完璧に表現している。ファンタジーと日常系を行き来する歌詞がまた強烈にいい。聴いてて元気になる。勇気が出る。女子メタルバンドの日常を描いた『じゅうおん!』なんてのがあれば、主題歌は間違いなくLIGHT BRINGER(通称「ラブリー」)だな。
カイアス『Wretch。切れ味鋭くボトムはヘヴィな電撃ストーナー・ロック! ところでアンジェラ・マオの『電撃ストーナー』ってどういう意味だ? たしか麻薬組織を倒す話だから「ストーナー」を「電撃」するのかな。よくわからん。
ディープ・ルンバ『A Calm In The Fire Of Dances』。ビートの魔術にじわじわと湧きあがってくる高揚感。
キム・ジョンミ「Now」。なんだこの湧き出る優しく美しい感情は!? ブラジルでいうところの「サウダーヂ」。ミルトン・ナシメントの“Travessia”に匹敵する美しさだ。優しく美しい感情がとめどなく湧き出てくる。http://youtu.be/n75qidqlCAw
ペンデュラム『Immersiom』。ドラム&ベースとロックって相性がいいようで実はきちんと融合させるのが難しいんだけど、この人たちはさすが。イン・フレイムズとのコラボ曲「Self Vs Self」がむちゃくちゃかっこいい! 自分のなかでペンデュラムみたいなのがOKになったのって、Perfume好きになってからだな。あとなぜかオズリック・テンタクルズが聴きたくなった。
リザード『Hard Times』。当時は軟派扱いされてたけど、演奏はむちゃくちゃ硬派じゃん! ただ、セイジローのがんばって不良っぽくイキがってみせる感じは萌え度高し。



Soundboy Punishments

Soundboy Punishments

V.A.『Skull Disco - Soundboy Punishments』ジャケ買いして大当たりだったクール邪悪な2枚組。秘教の供物。
カーラ・ブレイ『I Hate to Sing』。これは「ポスト・モダン・ジャズ」と呼んでもいいんじゃないだろうか。
マイケル・マントラー『Alien。ひたひたと押し寄せてくる不気味なシークェンスが、徐々に快感に変わってくる。
ジェイムズ・ギャング『Bang』トミー・ボーリンのザクザクしたリフとキュンキュン飛びかうスライド・ギターがたまらない。ファンク/ラテンを取りいれたアレンジも小気味よい。
アーマゲドン『Armageddon』。キース・レルフ(ex.ヤードバーズ)の遺作となった激渋ハード・ロック・アルバム。フォークやトラッドを取り入れた曲もあり、聴きごたえ充分。
爆風スランプ“たいやきやいた” http://youtu.be/OGqsl3L79sE HR/HMの馬鹿馬鹿しさをおちょくりまくったパロディ作品。この頃の爆風スランプは最高だった。84年作。
ニール・ヤング『Everybody's Rockin'』。「ロックンロールをやれ」と圧力をかけるレーベルに「やりゃいいんだろ」となかばいやがらせで作ったロカビリー・アルバム。『機動戦士Vガンダム』のバイク戦艦みたいな話だ。バックはカリカリのロカビリーなのに、ニール・ヤングのフニャフニャした声が乗ると、とたんに得体のしれない音楽に変貌してしまう。聴いているほうも、どうにも腰がきまらない。珍品だが名作。


■ことりぞう
昔、親戚のおじさんが「わるさをするとことりぞうが来る」と子供たちに教えていた。
http://www.nichibun.ac.jp/YoukaiCard/1880001.shtml
「むかしことりぞうがでた。大きな袋を持っていて、悪い子をその中に入れて連れて行った」
「要約」がそっけなくてこわい。


■プロレス愛
※俺が女子プロレスに熱中していたのは'97年からの数年間。アルシオン旗揚げ、L-1、『格闘女神アテナ』、『レディースゴング』など、とにかくいろいろ熱かった。
※ラス・カチョーラス・オリエンタレスの傍若無人っぷりはすさまじかった。美しく、えげつなく、邪悪。
※男子プロレスでは闘龍門のマグナム・トーキョーが大好きだった。強くてかっこよくていやらしい。ああいう男になりたいものだと思った。
※特撮おたくの弟は、当時ハヤブサに入れあげていた。初代タイガー以来の天才レスラーだと俺も思った。不遇の天才となってしまったのが残念でならない。
神取忍の憧れの男性はYOSHIKI。男と女とは、かくも不可思議なものよ。


■雑記いろいろ
※六本木のコナミショップでラブプラスの等身大POPを買うためには、女性店員に「これください」と購入券を渡さなくてはならない。なんというディシプリン
フジロックは1回目(97年)と2回目(98年)に行った。1回目は豪雨でほとんど見られず。2回目は飲食店のバイトで入って合間にゴールディーとイアン・ブラウンだけ見た。
※琴桃川凛は昨今の「男の娘」ブームをどう思っているだろう。
リンキン・パークのTシャツをもらったんだが、じつは俺、リンキン・パークの魅力がいまいちよくわからない。何度か聴いてはみたんだけど。
※妻が世田谷区船橋の「ながよしクリニック(内科・小児科・外科)」をしきりにほめている。わたしも同感。良心的かつスキルが高い。ちなみに院長は日本大腸肛門病学会所属らしい。エイヌスが少しばかり弱い俺も、いざというとき安心。いいことを知った。
※ジョー・クラウゼル、ちょっといい話。メジャー・レーベルのいけすかない野郎に「もうちょっとギャラ弾んでくれたら、もっとスピリチュアルになるぜ」。俺はこの話を聞いて、ジョーのことが大好きになった。ジミ・ヘンドリックスの「ブルースは金持ちになればなるほど歌えるのさ」に匹敵する名言だと思うんだが、ジョーを崇拝する人にこの話をすると、たいがい顔をしかめる。
サンプラザ中野が「サンプラザ・ホメオパス・中野」と称し、ホメオパシー陰謀論に傾倒しているらしい。爆風スランプ『よい』は中学時代の超ヘビーローテーションだった。じつに残念である。そういえば数年前に新宿コマ劇場で見た再結成ライヴでは、MCで「風邪をひいたときは絶食しなさい」と言っていた。思えば当時から……。
※「怪談」は「こわい話」という意味なので、「話」をつけて「怪談話」というのはおかしい。落語でいうところの「怪談噺」は「怪談をネタにした小噺」だからOK。
※四次元怪獣ブルトンは、ソフト・マシーンの『Six』に似ている。
※バリカンでヒゲをガリガリ削ったあと鼻毛カッターを使っていたら、洗面台に落ちた大量の毛を見た妻が悲鳴。鼻毛だと思ったらしい(ノ∀`)
※【自分用メモ】漢字はなるべく開くこと。「特に→とくに」「出来る→できる」「〜して欲しい→してほしい」「等→など」「例えば→たとえば」「訳→わけ」「捉える→とらえる」「掴む→つかむ」「止める→やめる」「色々→いろいろ」「元々→もともと」「上手い→うまい」「繋がる→つながる」etc.
TwitterのTL流し見とレコード屋のサクサクは似ている。
上北ふたごって、昔『アニメック』でタツノコアニメの手作りフィギュア発表してた双子姉妹か!


■ああ娘
NHK-BS『黄金の洋楽ライヴ:メタリカ('97年)』に、ちびちゃん大興奮! 教えてもいないのに首を振り、でたらめな歌を歌っている……。しばらくすると「うんこでた」。メタリカで腸が活性化したのかもしれない(ノ∀`)
※アニメキャラの名前を子供につける親の話題。俺も娘が生まれる前「“橘花”にしよう!」と言ったら、妻に怒られた。
※ちびちゃん、風呂上がりに着替えを嫌がり、家じゅうを全裸で逃走中。『聖なる館』状態。